塩蔵(えんぞう)わかめは、腐るとカビが生えたり、悪臭がしたり、ぬるぬるしたり、茶色(赤っぽく)変色します。
見た目や臭いですぐに判断できるでしょう。
本来、塩蔵わかめは、塩漬けされているので腐りにくいものです。
それでも、保存方法が悪いと腐ることがあります。
冷蔵や冷凍では長持ちしますが、常温では日持ちしません。
気温によりますが、常温では4~5日程度、冷蔵庫では3~6ヶ月ほど。
※常温でも、封を開けていなければもっと持ちます
塩蔵わかめ(塩わかめ)は、生わかめを茹でているので、塩抜きすればそのまま(生で)食べられますよ。
塩蔵わかめが臭い!腐るとどうなるの?
塩蔵わかめ(塩わかめ)は、腐るとカビや変色やネバつきの他に、臭い!と感じるくらい悪臭がしてきます。
もったいなくても、食べずに処分しましょう。
塩蔵わかめは腐るとどんな状態になるのか、詳しくご説明します。
臭いにおいがする
塩蔵わかめが腐ると、臭いにおいがしてきます。
塩蔵わかめは、乾燥わかめと違い、もともと磯の匂いがします。
それが腐ると、磯の香りとは違う、腐敗臭というか、変な臭いがするようになります。
少しでも臭いな、変だな、と感じたら、その塩蔵わかめは食べないようにしましょう。
塩蔵わかめにカビが生える
塩漬けされている塩蔵わかめでも、保存状態が悪いと湿気を吸いこんでしまい、カビが生えてしまうことがあります。
塩蔵わかめに白いフワフワしたものが生えているのなら、カビたと判断して全て処分しましょう。
カビた部分だけ取り除けば良いようにも思えます。
しかし、カビの胞子は肉眼では見えないだけで、既に塩蔵わかめ全体に付着している可能性も。
そのため、カビが生えた塩蔵わかめは処分した方が安全です。
ちなみに「白い=カビ」というわけではありません。
製造過程で、わかめの葉にある器官である「毛そう」が取れずに残り、白い斑点のように見えることもあるそうです。
参考:乾燥わかめに白い斑点のようなものがついていて、水で戻すと白い糸のようにみえる(コープこうべ公式サイト)
ぬるぬるネバネバになる
塩蔵わかめは、腐るとぬるぬるやネバネバした状態になってしまいます。
ちょっと怪しいなと思ったら、触ってみて食べるかどうか判断しましょう。
(ネバネバしていたら臭いもするかなと思います)
茶色(赤っぽく)変色している
塩蔵わかめは、腐ると赤っぽい色に変色してしまいます。
一部分でも赤っぽく変色していたら、その塩蔵わかめは捨てた方が良いでしょう。
塩蔵わかめの保存期間は?常温保存できるのか解説
塩蔵わかめは常温保存できますが、常温での保存期間は4~5日程度です。
※季節にもよります
常温保存はあまり日持ちしないので、おすすめできません。
今回確認したワカメの販売サイトでも、冷蔵保存を推奨していました。
ただし、未開封のものは、気温によっては数ヶ月持ちます。
冷蔵や冷凍は日持ちします
塩蔵わかめは、冷蔵庫で保存している方が多いと思います。
冷蔵すれば3ヶ月~半年もちますよ。
そして冷凍保存の場合は、なんと約1年程度は保存期間を延ばすことができます!
冷蔵で、3ヶ月~半年も日持ちするのは助かりますね。
(日持ちすると思うとつい油断してしまうのですが…)
いくら塩漬けされている塩蔵わかめでも、常温だと保存期間は数日程度。
ぜひ冷蔵庫か冷凍庫で保存してくださいね。
塩蔵わかめの保存方法
わかめをよく食べる家庭なら、冷蔵の方が楽で良いと思いますが、個人的には冷凍保存がおすすめです。
保存期間が長く、鮮度を保てるので安心なためです。
先ほどご紹介したように、冷凍なら1年くらい日持ちします。
使う頻度によって、例えば半分は冷蔵で、残り半分は冷凍しておくというのもいいですね。
冷凍保存の方法
塩蔵わかめを冷凍する場合は、まず塩蔵わかめを小分けにしてラップで包みましょう。
それを冷凍保存袋に入れて、空気を抜いて密封してから冷凍すればOK!
冷凍した塩蔵わかめを食べる際は、お湯をかけて解凍しつつ、塩抜きもすればすぐに調理に使えますよ。
冷凍保存袋の例(ジップロック、アイラップ)
冷蔵保存の場合
冷蔵する場合は、開封したらなるべく空気を抜いて保存しましょう。
空気を抜きながらクリップでとめたり、袋ごとフリーザーバッグなどに入れるなど。
タッパーなどに移した方が使いやすい方は、移し替えてもいいですね。
塩蔵わかめは加熱せずに生で食べられるもの?
塩蔵わかめは、茹でてから塩漬けしています。
そのため、水に5分さらして塩抜きさえすれば、再度加熱せずにそのまま生で食べられます。
(茹でてありますが)
塩蔵わかめを食べる際は、以下の方法で下処理と調理をしましょう。
塩蔵わかめの塩抜きをする
塩蔵わかめは塩漬けにされているため、そのままではしょっぱくて食べることができません。
そのためまずは塩抜きが必要。
ボウルや器などに水を張り、そこに調理する分だけ塩蔵わかめを入れて浸しておきましょう。
すると、だいたい5分ほどで塩抜き完了です。
ちなみにこの時、2~3回水を換えると、よりしっかり塩抜きができます。
食べやすい大きさにカット
あとはカットするだけです。
塩抜きした塩蔵わかめは、だいたい2~3倍くらいの大きさに広がっているので、食べやすい大きさにカットしましょう。
カットしたら味噌汁の具材にしたり、サラダのトッピングにしたり、酢の物など料理に使ってくださいね。
ちなみに、水で戻してカットしたわかめを冷凍してもいいそうです!
戻しすぎちゃった~、なんて時にいいですね。
わが家では、乾燥わかめを使うことが多く、塩蔵わかめの出番は少なくなっています。
(…でも最近、また塩蔵わかめが復活してきました!)
今までスーパーの塩蔵わかめしか食べたことがなかったのですが、わかめは、産地で味や色、食感(歯ごたえ)、栄養に違いがあるそうです!
ネット通販を調べると、鳴門産や三陸産が人気でした。
塩蔵わかめは、乾燥わかめより手間はかかりますが、厚めで噛み応え(食べ応え)のある部分があって美味しいです。
子供の頃、味噌汁用に、塩抜きした塩蔵わかめを1枚1枚広げて切って…、とお手伝いをしていたことを思い出しました。
塩蔵わかめって腐るとどうなる? まとめ
塩蔵わかめ、実は今まで読み方を知りませんでした!
(名前を呼ぶこともないのでなんとなくスルー)。
塩わかめとも呼ばれるようですね。
塩蔵わかめが腐ると、臭いやカビ、ぬるぬるになったり茶色っぽく変色するなどの状態になります。
冷蔵保存していたら半年くらいは持つので、あまり腐ることはないかと思いますが、腐らせてしまいそうなら冷凍保存がおすすめです。
わが家は最近、乾燥わかめから、昔食べていた塩蔵わかめに戻ってきました。
やっぱり塩蔵わかめのほうが、歯ごたえがあったり肉厚だったりして美味しい感じがします。
日持ちもするので、消費に困らないですし。
塩蔵わかめは、製造段階で1度加熱済みなので、再度加熱しなくてもそのまま食べられます。
ただし塩抜きは必要なので、料理する際は忘れないようにしましょう。